「いい加減にしろ！！！この野郎！！！！」
借金返済の為、、、知り合いの紹介、、、人生の再起への第一歩、、、０から人生をやり直そう！、、、これら全てを激情が塗りつぶした。。。。。
気が付けば僕は。。。職場の皆に抑えられていた。。。
どうでもよかった・・・全てが・・・ここで終わっても・・・
「何やってんだお前！！！ 落ち着けよ鉄郎！！」
この職場を紹介してくれた知り合いの声で我に返った僕は・・・僕は・・・正気に戻って・・・驚愕した・・・暴力を振るおうとした自分が信じられなかった。。。
何があっても暴力を振るうなんてありえないと思っていた・・・
何故・・・何で再起しようと頑張って・・・希望をもって生きようとしてるのに・・・邪魔すんだよ！！！俺が・・・俺が何をしたってんだよ！！！ふざけんな！！！ふざけんな！！！！ふざけんなよ！！！！！なんなんだ！！！なんなんだ！！！！！俺の邪魔すんなよ！！！！！ふざけんなよ！！！！ふざけんな・・・・
僕は・・・
俺は・・・
騒動の後、上司等に事情を聴かれたが・・・放心状態だった。
普通にドライバーから受けた仕打ちを申告して終わりだったけど、その時の俺は異常な精神状態だった。何も言わずにただ下を向いていた。
その日のうちに、ブロック長に退職の意向を伝えて帰路に就いた。。。
帰り道・・・
「俺は、なにをやってんだ・・・何でこんなに・・・何もかも・・・うまくいかねえんだよ！！！なんなんだよ！！！クッソ！！！！！」
下を向けば涙が頬をつたった。
今思えば、次の仕事見つけて終わりの話だったが・・・
全てが上手くいかない幻想に憑りつかれていた。
家に帰っても誰も待っていない、誰も俺を必要としていない、誰も、誰も・・・
次の仕事を探す気力も、夕方からの仕事に行く体力も残されていなかった。
公園で菓子パンを食べながら涙を流し、絶望していた。。。
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